当院の医師は、日本アレルギー学会のアレルギー専門医です。
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症、アレルギー性鼻炎などの病気について、的確に診断し、アレルギー専門医だからこそできる、きめ細やかな指導や治療を行っていきます。

当院には栄養士がおり、食物アレルギーの方の食事指導も行っております。
アレルギーについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

診断書・検査データについて

食物アレルギーにより、園や学校給食で、食品の制限や除去が必要なお子さんのために、診断書やアレルギーの検査データを発行しています。
当院では日帰りで食物経口負荷試験ができます。
アレルギー専門医の立場から、詳細な問診や適切な検査、治療を行ってまいります。 ぜひご相談ください。

当院のアレルギーに対する考え方

食べ物から摂る栄養は、子どもの成長にとって大切なものです。
ですので、やみくもに除去すればいいというものではありません。

血液検査では、「アレルギーの可能性があるもの」がわかりますが、たとえ数値が高くても食べても症状が出ないものや、逆に数値は低いけれど症状が出るものもあります。

安全に、安心して食事ができるように、当院では、血液検査の結果だけに頼るのではなく、実際に食べてみて症状を確認する検査（経口食物負荷試験）を行います。
この食物経口負荷試験は、院内で、日帰りでできます。

食べられる量が決まったら、どんなものをどれだけ食べてよいかお伝えします。 また栄養士による食事アドバイスも実施してまいります。

食物アレルギーの原因 （アレルゲン） は年齢で変わる？

乳幼児期のアレルゲンとして多いのは、鶏卵・牛乳・小麦です。
しかし、成長とともに鶏卵・牛乳のアレルギーは少なくなっていきます。
実際、食物アレルギーの患者さんは0歳児が多く、成長とともに急激に減っていく傾向にあります。3歳くらいまでには解除できることが多いです。
逆に、小学校入学前後の年齢になってくると、ソバや甲殻類、小麦のアレルギーが増えてきます。

アトピーとひと言で言っても、赤ちゃん（乳児期）のアトピーと、子ども（幼児期・学童期）のアトピー、大人（成人）のアトピーの原因や症状は異なります。
発症の原因や、悪化因子をきちんと確認してから、治療を開始することが大切です。

アトピー性皮膚炎の原因（2歳未満の場合）

• ①食物（卵・牛乳・小麦など）
• ②汗
• ③乾燥
• ④掻破（皮膚をひっかく）
• ⑤物理化学的刺激（よだれ、石けん、洗剤、衣服のこすれなど）
• ⑥ダニ、ほこり、ペットなど
• ⑦細菌・真菌（カビ）

またアトピーの治療には、どうしても時間がかかります。
一気に良くなるのではなく、軽快して、悪化して、軽快して…と波があります。
ダメかな…と自己判断してしまうのではなく、よくなるまで、きちんと一緒に治療を継続していきましょう。

※特にアトピー性皮膚炎に関しては、インターネット上にさまざまな情報があふれています。すべての情報が間違っているわけではありませんが、民間療法やアトピービジネスには注意しましょう。

この２つがぜんそくの治療に大切なことです。

実は小児ぜんそくは、1回の診察では診断するのが難しい病気です。
お子さんの咳が続くとき、それが風邪なのか、ぜんそくなのかを見分けることは、小児科医でも難しいことです。軽い咳でもぜんそくが隠れていることもあります。

またぜんそくの特徴である「喘鳴（ぜいめい）」は、夜間や明け方、または運動後にみられることが多く、医師の診察中に必ず聞けるとは限りません。
「苦しそうな咳をするな」「なんだか変な咳をするな」など気になるときは、積極的にご相談ください。